みなさんこんにちは。労働サポートセンターの林です。
昨日はブログらしくしようと意気込んで文字に色つけたり大きくしたりして(そういうブログ多いですよね)書くのにすごく時間がかかってしまったので、今日は普通にいきます。
さて、先月末に日本のファーストフード業界では初めてマクドナルドに労働組合ができましたよね。まるで後を追うかのようにケンタッキーにも労働組合ができというので、「やっぱり連合?」と思って記事を読んでいると、なんとなんと違うんですね!
店長が中心になって組織されたのも、てはじめの改善要求として残業代不払いの改善や長時間労働の是正などを掲げているのも似ているのですが、このケンタッキーにできた労働組合はバックなしの独立系のようです。ま、店長が中心になるのも要求内容が似通っているのも、同じ業界だからこそ同じような環境におかれているということなのでしょう。
さて、「バックなしの独立系」と書きました。
労働組合って・・・ナニ?という方は良く分からないと思いますが、経済界における経団連のように、労働組合の世界にもいろいろな労組が集まってつくる連合組織があります。マクドナルドの労働組合は、この労組団体の中で一番大きい組織である「連合」を上部団体としています。
このように、既存の労組団体や労働組合に加盟したり加入したりして結成すると、経験豊かな方達からアドバイスをもらえる、団体交渉にも参加してもらって交渉をリードしてもらえる、個人加盟のできる一般労組に加入して支部や分会というカタチをとれば、規約などを新たにつくらなくても労働組合法に則った労組として認められる・・・など特典がたくさんあります。
ところがケンタッキーで労働組合をつくった店長さんたちは、労働問題についての解説書をまわし読みして勉強し、自治体の労働相談所なども利用して、
自分たちの、自分たちによる、自分たちの為の(ケンタで働く従業員の為か・・・?)労働組合をつくったのです。
これは純粋に感動しました。
当センターへの相談でも、「うちの会社には労働組合がないため・・・」「ちなみにうちには労働組合がありません」などという方は少なくないですが、労働組合は実はすごく簡単につくれます。複数人(つまり2人以上!)集まって、「労働組合つくっちゃいました!」と宣言すればできるのです。どこかに届出る必要もありません。
つくるだけならこのように簡単ですが、折角つくるのでしたら労働組合法によってきちんと認定される労組をつくった方が断然お得です。組合規約をつくったり、役員を決めたり、要求書を練っていったり・・・そして結成大会を開いて晴れて結成、要求書をばーんと会社に通知となります。イチから自分たちで労組をつくるということは、こういったことを自分たちで勉強していって、自分たちで行っていかなければならないのです。
仲間集めなどは難しいと思いますが、これらの手続自体は、知識と経験のある人からみればたいしたことはないことです。しかし、労組や労働問題について一般の知識しか持っていなかった方たちが、しかも長時間労働の合間を縫って積み上げていったのかと思うと・・・感動です。
このような苦労をしてでも既存の労組に加入せず自分たちでつくったのは、政治色を廃して組合費を安く抑えるためだそうです。
労組も様々で、政治色の強いところもあればほとんど感ないところもあります。
が、労組のもつ「政治色」も今の日本で労組が敬遠されるひとつの理由になっているのではと個人的には思っています。会社に対する要求が政治へも向いていくというのは、考えてみれば当たり前のことだと思うのですが、政治にばっかり向いてるような(ようにみえる)労組さんもありますよね。
「うちの会社にも労働組合があれば・・・」
「でも労働組合ってなんか近寄りがたい・・・」
そうお思いの方は実は結構いるのではないでしょうか?
思い切ってケンタッキーに続いて自分たちの労働組合をつくってみてはいかがでしょうか。
労組法をみてみると、『労使で話し合っていく時』に、この労働組合という組織は「利用しない手はない!!」というほど様々な権利と免責を与えられているんですよ!
労組をつくりたいんだけど・・・というご相談は大歓迎です!ご相談は
こちらのHPから。
最後になりますが、ケンタッキーで労組をつくられた店長さんたち。このブログを見てはいないでしょうが、陰ながら応援しております。
つくるのも大変だけれど、会社との交渉もなかなか大変でしょう。でも、一歩一歩でも着実に進んでいけるよう、頑張って下さい!!
そして、まだ加入していないケンタの店長さん、加入を考えてみてはいかがでしょうか?動かないと、変わりませんよ!!
(注:当センターはケンタッキーの労組さんとは一切利害関係はありません。念の為。)
<<林>>
人気blogランキング ポチっと押してください!
FC2 Blog Ranking ポチっと押してください!